まず「やる」ということ

国が数億かけて作ろうとしたものを、たった数万円で一人で作った事実をもっと声を大にして伝えたい - ホームページを作る人のネタ帳

 この記事をはてブなんかで批判している人もいるけど要は

セキュリティ過敏症 - ぼくはまちちゃん!

 なんじゃないかと思うのです。



 上記の記事を凄く乱暴にまとめると前者のが「お国が数億円かけて作ろうと思っていたものを一人の人が数万円ぐらいで作っちゃったよ」という記事。後者のが「セキュリティとか何とか四の五の言わずにとっとと作ろうぜ!」という記事。



 委託側も受託側も図体が大きくなると、ほんと「四の五の」が多くなる。




 どうやらそれは失敗をしないための複線らしい。




 いや、そのホンネは「失敗したときの言い訳」を量産してるんでしょっと。「これだけ準備したのに失敗したんですから、誰がやっても失敗することだったんです」みたいな。




 でも、どうせ失敗するなら傷口が小さいほうがいい。



 実際、お役所の仕事の中には1/10の予算で要件に対して必要十分の機能を提供できるような案件は結構ある。でもそれは、あくまでちゃんと技術を収めた人間があたってこそ実現可能であって、

「でもできない人はとんでもないコードを書くから、それに対しては縛りを入れる必要がある。」

NTTデータと真昼の対決 - yvsu pron. yas

なんていうようなトコロに頼むと絶対できない。そもそもできない人なんてプロジェクトに入れるなと。これが医者だったらどうよ?




 しかし、やっぱりデカいところはそう簡単に変われるわけはありません。パイが大きい分、優秀な人がごまんといるでしょうが、仕事のやり方を変えるのはかなりパワーがいるでしょうからね。




 すると活躍するのが小回りが利く、中小零細のソフトハウスですよ。そして、そこで存在感をアピールするにはやはり技術力をしっかりと身につけておかなければならないわけですね。しかし実際は「零細ソフトハウスのみじめさ - イトウ アスカ blog」に書いたようにひどいありさまですけどね。




 でも、今、特に地方行政は金がなくてぴーぴー言ってるから、中小零細ソフトハウスは「四の五の言わずにとっとと作る」精神で是非デカいところから仕事をかっさらって欲しいですね。