「10年泥」にひとこと言っておくか

 ↓の記事を読んでふと思ったことを徒然に書く。

「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論:IPAイベントにて - @IT

 社会人1年生のある日のこと。研修先に向かう車内で、他社の社長と兼任していた社長に代わり当時実質的トップだった50代半ばの部長に私はこんなことを聞いた。



私:この業界(ソフトウェア業界)では、プログラマ30歳定年説がありますよね。
部長:あるね。A君(先輩社員)はもうとっくに30歳過ぎてるけど。
私:でもAさんは、G長(係長級。コーディングもやる)ですから、もう半分管理職ですよね。
部長:そうだね。
私:そうやって、プログラマから管理職になっていくわけですが、我々同期の人数より部署の数のほうが今のところ少ないわけです。それに先輩方も管理職になっていくとしたら膨大な数の部署が必要になるわけですが、会社というのはそれぐらい成長するものなのですか?
部長:いくら○○(親会社)が、100期連続増収増益でもそれは無理だろ。
私:じゃあ、我々は10年後どうなるんでしょう?
部長:さぁ。私はそのとき定年でいないから知らん




 この2年後。私はこの会社を辞めた。





 上の会話は最悪のパターンだとは思うんだけど、「10年泥」も似たようなものだよね。結局「さぁ? 知らん」の延長ですよ。会社に忠誠さえ誓っていれば、形はどうあれ使ってやるよみたいな。



 逆に私だったらなんて答えるかなぁ。



社員:この業界(ソフトウェア業界)では、プログラマ30歳定年説がありますよね。
私:え、そうなの?wwww
社員:いや、よく言いますよね。
私:俺、まだやめる気ねーしwwww



 って言って、ついてきてもらえるぐらい技術的に衰えないように日々精進しなければなぁと思うのでありました。