「アジャイル」がむなしく響く

 「○○を用いたアジャイル開発」


 よく聞くフレーズですね。しかし、これで劇的に変わった現場って一体どれほどあるのでしょうか?



 大してないですよね、きっと。少なくとも私の周りでは皆無。アジャイルという言葉を1度は聴いたことがあるはずなのにすっかり忘れ去っている人も少なくないですね。




 それから、アジャイル開発の手法の提案に対して必ずこういう人がいます。


 「それって、大規模開発で使えるの?」


 いや、その気持ちもわかりますよ。でもですね、じゃあ、小規模開発に導入してんの?って言いたくなるわけですよ。私は。といいますか、アジャイル開発って、一種のテクニックだと思うのです。テクニックだから数をこなすなどして身につけなければならないものなのです。だから、まずは小さいプロジェクトなんかにバンバン導入して身体に叩き込まないと上手くまわらないですよ。

 恐らくアジャイラーな方はわかると思いますが、アジャイル開発の「スピード感」って経験しないとわからないんですよね。このスピード感ってまさしく開発を行っている人のみならずステークホルダーみんなに伝播するほどのもので「このスピード感に乗り遅れるとやべぇ!」と思わせるんです。そうするといままで動きの鈍かったお客さんも意外と動いてくれたり。そりゃあそうですよね。フィードバックのないことに積極的に動ける人って相当の人格者ですよ。でも、大抵の人は凡人ですから、フィードバックを与えてやらなければならない。それができるのがアジャイル開発なわけです。




 ということで、結論。




 四の五の言わずにとにかくやってみろ。




 ちなみに私はプログラミングファースト開発を7年前からやってますよ(^^