システム開発をなめるな! 我々はエンジニアぞ!

 かつて、工学とは縁もゆかりもない学校を出ただけなのに、研修期間は1週間という人材が実践投入されるという時代があったそうで、そういった人が今ではマネージャクラスになってたりします。



 そういった人の影響なのか



 なめてないですかね、システム開発ってものを。最近、特に思います。


 システム開発を担う人ってのはですね、エンジニアなんですよ。技術者なんですよ。試行錯誤を繰り返し、気づけば黄色い太陽を拝む。キーボードのキーの刻印がすり消えるほど何万行、何十万行のソースコードを書き戯れる。そういった人間がはじめて胸をはって技術者と言えるのです。

 機械、電気の分野だってそうでしょう。文系の学校を出て、1週間半田付けの練習をして、電気技術者ですって言われたらどう思いますか? それって、ただのライン工でしょう。

 あくまでシステム「開発」なんですよね。「製造」じゃ決してない。だから、ライン工みたいな人材なんていりゃあしないんです。たとえば、新型車開発プロジェクトに車の製造ラインの人が導入されたらどうでしょうか? いわゆる技術者もライン工も幸せになれませんよね?