ITというとコンピュータの技術だけを見てしまうのはいけないと思う

「IT気遣い」をしないやつが増えてきた - イトウ アスカ blog

 私の↑この記事の反響を見ていて思ったのですが、ITというのは「情報技術(Information Technology)」であるということを忘れている人がいるのではないかということです。つまり、「コンピュータ技術」でも「インターネット技術」でもないのです。

 私の指摘に対して「システムの話とネチケットの問題をごっちゃにしてる」と批判する人がいるようですが、「こうしてあげれば検索性があがるのではないか」「こうしたほうが勘違いしないのではないか」という「情報」を取り扱うプロとしての視点というのもIT技術者に必要な素養ではないでしょうか? もちろん、それが「大きなお世話」となることもあるのも確かです。しかし、たとえばいつも同じサブジェクトでメールを送る人が果たして「情報」を取り扱うプロと言えるでしょうか?

 これは私が、半角と全角を不用意に混ぜる人にろくな技術者がいないという主張にもつながってきます。データを正規化することは情報処理の基本ですから。



 IT技術は「情報」を扱うプロである。このことを忘れてしまうと、エンドユーザに「たいそうなごたくを並べる割には使いにくいシステムを提供しやがる」と思われるかもしれません。