ソフトハウスに見る緊張感の欠如

 私が最近思うこと。

  • 「何がなんでも残業しない」という期間があってもいいのではないか?

 いや、「期間」なんて生ぬるいものじゃなくて、原則残業不可がより望ましい。ノー残業デー(定時退社日)なんてのはもってのほか。できれば、午前10時と午後3時には小休止というのもあったほうがいい。まるで製造業のように。

 その心は、ソフトハウスには「残業はやって当たり前」「この業界は残業あってこそ」という風潮が蔓延しているのに疑問があるからです。これだから区切りをつけるが下手なのです。そして、長期的なスケジューリングはできるとしても、1日のスケジューリングが下手なのです。気づけば日が暮れようとしている……とか、定時(退社時刻)に打ち合わせを開始するとか、もうめちゃくちゃです。


 こんな調査結果があるそうです。

「いただきます」「ごちそうさま」をちゃんと言う子供と言わない子供を比べたとき、言わない子供のほうが肥満である傾向にある。

 これは、食事へのけじめをしっかりすることによって食事量をコントロールできるからではないかと考えられているのだそうです。これはソフトハウスにもいえるのではないでしょうか? 「この時間に出る」「この時間に帰る」のけじめをしっかりつけることによって、ともするとうやむやになりがちなことをしっかりさせる効果があるのではないかと思うのです。