NTTさんですら日本語が正しく使えないのは嘆かわしいことだ

 昨日、NTT東日本の広い地域でインターネット回線の障害がありました。また、それについてのニュースリリースがありました。

故障情報

 さて、これには、決定的に日本語がおかしい部分があります。それはどこでしょうか?

3. 故障発生時間 2007.05.15 / 18:44
4. 故障回復時間 2007.05.16 / 1:35

 ↑ここです。何がおかしいかお分かりでしょうか?

 そうです。これは「時間」じゃありません。「時刻」です。
 時間とは刻と刻のを表わすものです。つまり「どれぐらいの間(何分間、何時間)なのか」を表わすようなときに使うべき言葉です。ですから「故障発生時間」を文字通り受け取るとすると「故障が発生するのにどれぐらい(何分)かかったか」ということになります。

 「時間」ということばが「時刻」と同様の意味でつかわれているのはわかりますが、こういったことに気をつけるか否かで誤解が発生するかしないかがかなり変わってきます。


 言葉における「フェイルセーフ」に気をつけたいものですね。