1ポイントって結局何ピクセルなの?

 ワープロソフト等を用いていて、フォントの大きさを「ポイント」で指定することがあるかと思います。このとき、「はて、1ポイントっていったい何mmなんだろう?」と思ったことはないでしょうか?

 PC上で使われる「ポイント」のほとんどは「DTPポイント」というやつで、1ポイント=1/72インチと定義されています。1インチ=約25.4mmですから1ポイントは、約0.352778mmですね。

 さて、java.awt.Fontなどでフォントのサイズを指定するとき、このポイントを使わなければならないのですが、画面に表示する際は結局何ピクセルになるのでしょうか? 画面が何インチあるかで大きさが変わったりするわけでは、もちろんないですよね。

 これは画面の解像度の設定で、1インチを何ピクセルで表すかが設定されています。標準的なWindowsならば96dpiと設定されています。dpiとはdot per inchの略で、つまり1インチを96ドット(=ピクセル)であらわすと設定されているということです。1インチは72ポイントですから、72ポイント=96ピクセルということです。つまり1ポイントは0.75ピクセルということになりますね。例えば12ポイントは9ピクセルということになります。