2年ぐらい前の記事は結構的を射ている

 何気に2年まえのあたりの私の Blog 記事を読んでいたら「2年後にはEclipseを使う人はいなくなる」という Blog 記事に対して「いや、それはどうかな」というツッコミを入れている記事がありました。


 はい。Eclispe、まだまだバリバリですね。NetBeans のがんばり具合は当時の私の予想を超えてはいますが。Eclipse が微妙に下火に感じる気もしないでもないですけどね。3.3 の言語パック出るの遅かったし、NetBeans に「おお!?」という機能がどんどん追加されるのに対して Eclipse はイマイチ(主観ですが)。Visual Editor がぜんぜんよくならないのが頭にくるんだよなぁ。


 あと、2年前というと、PHP の鼻息が荒い時代でした(一部で)。それに対して私のスタンスは冷めてたなぁ。もうすっかり、PHP ブームが過ぎた感じがしますが、その後の PHP はどうなんでしょうね。定着して市民権を得たのか、廃れ始めたのか。たぶん前者でしょうけど、ブームが過ぎて新規案件が落ち着き、最近では、保守・改修案件もかなり多いことでしょう。なんか、悲鳴みたいなのが聞こえてくるんですけど(笑



 じゃあ、逆に 2 年後は?




 2 年後かぁ……どうなってるかなぁ。たとえば、ここのところブームが続いてる RoR とかどうなってるんだろう?


 たぶん、Ruby 2.0 とかが出て、1.6 → 1.8 以上の非互換性で発狂者続出(私自身は、1.8 がリリースされてから急激に Ruby 採用率が減った)。たぶんこれまでの 2 年で、レンタルサーバPHP のバージョンが 5 になったところが飛躍的に増えて、恐らくそれが PHP の普及にブレーキをかけた要因のひとつなんじゃないかな(互換性問題で泣いた人の声をよく聞くし)。ということで、次の 2 年で Ruby 2.0 がでることでじわじわと RoR が廃れるんじゃないかと予想。



 Java 界はどうだろうなぁ。Java EE 脱却組がどれほど台頭できるかかな。たぶん台頭しないで、だらだらと Tomcat が生き続けるんだわ。で、ようやく大手 SIer 内でも「アノテーションってのが便利で」とか言い初めるやつが出始めて、その大手 SIer のヘボい内作フレームワークアノテーションに対応すんの。


 で、キャズムの先を行ってる人たちは、「Struts 1.x も良かったよね」という思いが膨らみ続けて、なんか、オールデイズな CGI 臭い Web アプリケーションの作り方を提唱し始めるんだ。って、この辺は半分ネタだけど。でも、半分本気。そんで、キャズムの先行ってる人からも大手 SIer のヘボい内作フレームワークが散々やってきた「○○からソースを自動生成」ってやつが出てきて、Java プログラムが雛形化すんの。で、「お、これ便利じゃね?」とかもてはやされるんだけど、その○○が変更されたときに地獄を見るのに気づいて(でも、キャズムの先行ってる人は大丈夫みたいなことを言うんだ)「これって、昔の COBOL のやり方じゃね?」とか言って我に変えるのがちょうど 2 年後の今頃かな。


 そんでそんで、Java EE は、楽なほー楽なほーに進み続けて、なんでもかんでも POJO 化して、設定ファイルなくなって、熱い味噌汁が入ったおわんが勝手に動くみたいに、不気味に勝手に動くフレームワークになんの。






 あー。過去の記事読むのはへこむけど、未来を想像するのは楽しいわ。文面から伝わらないと思うけど。