高専卒の私が学歴について語ってみる

 なんか流行ってそうなので書いてみた。でも語ることなんてないです。スイマセン。

 せっかくなので、高専生、高専卒の学歴観と性質について、たぶんこんなんじゃないかなってことを書きます。

  • アンケートなどの学歴欄に「高校・大学・短大・専門」しかないことが多く、どう書けば良いのか悩む。
  • 高専生からは「専門じゃね?」と言われて憤慨する。
  • 高専生は、専門学校と高等専門学校がまったく違うことにある種の誇りを持ってる。
  • でもやっぱりマイナーで学歴について語るとめんどくさいので学歴論争に入りたがらない。
  • 攻撃もされない。理解されていないから。学歴論争の DMZ。それが高専
  • なので学歴に対する差別意識は少ない場合が多い。
  • とはいいつつも高校は高等教育機関じゃないけど、高専は高等教育機関なんだよってことにある種の誇りを持ってる。
  • しかし、かつて卒業資格が短大と同じと言われたが、現在、短大卒には「短期大学士」という「学位」が与えられるようになった一方で、高専卒は学位がもらえない(かつての短大でもらえた「準学士」の「称号」はもらえるけど)のがちょっと悔しい今日この頃。
  • ということで、一部学歴コンプレックスをもってる人もいるっちゃいるけど、何故かそれなりに働けてるので言うほど気にしてない。
  • マイナー学校らしく、全国津々浦々の高専生にシンパシーを感じる。高専卒だってだけで、出身地に関係なく仲良くなれる。会話の糸口は大抵寮生活。
  • 出たことがなくても「ロボコン」が高専を説明するキーワードとして活躍する。ちなみに私はメカニックとして出たことがある。
  • 映画「ロボコン」を我が世の春と思っている。しかも主演が長澤まさみ。しかし大抵の人は、あんなかわいい子は高専にはいないという。でも、本当にいないかはなんともいえない。
  • 授業の思い出はレポートから始まる。
  • 社会に出てからはレポート軍曹になってたりする。
  • 概して変人。高専卒ならば、あの人、高専卒じゃね?と暗に感じる。大抵間違ってない。少なくとも血液型を当てる並の正解率はありそう。人口比からしたらかなりの確率だ。
  • ちなみに同年代の0.3%が高専卒(私の時代の話だが)
  • 高校生や大学生からは「キモイ」と言われることもある。でもめげない。いや、多少めげる。同年代のはずなのに女子高の学際に訪れるのに男子高生以上に気後れするのはそのためか。
  • 賢いのかバカなのかよくわからない。
  • でも世間(特に地方)が思ってるほど頭はよくない。少なくとも自覚はしていない。
  • 変な偏見を持ってるが、一般的な偏見はあまり持ってない。
  • たぶん実力主義。でないと、自分らの立つ瀬がないから。
  • マイナーなので社内での学閥はもちろんない。高専卒だけでかたまることもあまりない。
  • 「早く人間になりたい!」的な変な感覚がある。
  • ベクトルはさまざまだが、ヲタク・マニアと呼ばれるような趣味趣向をもっている人が多い。
  • 本当にベクトルはさまざま。アキバ系をイメージしてはダメ。
  • マズ飯に対する高い耐性がある。なので、女の子と触れ合う機会が少なかった割りに結婚率はそれほど低くないらしい。

あー。やっぱりぜんぜん学歴について語れないわ。