「年貢」に辟易しているところがいよいよ増えてきたと実感
先日、ある製造業のシステム担当の方にこんな話をされました。
「今度、うちでオフィスソフトは OpenOffice(.org) にしようと思ってるんですよ。Microsoft の Office 揃えるのってけっこうバカにならない金額で」
確かにパソコン(ハード)が5万円で買える世の中にあって Microsoft Office の値段はあまりに高いと私も思ってます。しかし、私はこう問いかけました。
「うちもそうしたいとは思ってはいますけど、やっぱり他社とのやりとりのとき不便じゃないですか?」
それに対してその方は
「セキュリティを理由に他社とのやりとりは全部 PDF にしようかと思ってます。内規でそうしてあるからと言って。他社からも PDF でくれと言われることも多いのでこれでいけるんじゃないかと」
なるほど、確かに。マクロウィルスなどを嫌って PDF によるやりとりのみに限定している会社は少なくないですね。それから、さらにこんな話もうかがいました。
「それから、CAL(クライアントアクセスライセンス)もバカバカしいと思っているんです。こういうのをもろもろ含めると毎年 300 万ぐらい Microsoft に年貢を払ってるんですよ、うちの会社」
Windows Server ってクライアントにもライセンス料が発生しますからね。ということで Samba + LDAP にしたいそうです。
そうなってくるといよいよもって OS が Windows である積極的な理由もなくってきていて(そこの会社は業務ソフト関連は積極に Java を用いている)、業務で使うパソコンの OS を Linux にしようかとも考えているそうな。
私の場合は、Windows Update の不具合のせいで CPU 使用率が 100% になったり、たかがエクスプローラひとつひらくだけでも何故か重かったりすると、Linux に走りたくなってしまいますね。というか、私も Microsoft Office を使う必要がないときは Linux で仕事しますけどね。