「逃げ」ができないフレームワークはダメ?

 最近、Teeda にときめかない。なんというかそこはかとない「不自由感」を感じる。

 思ったように動かないというか、思考の速度で開発できないとうか。

 「ノウハウが身につくまでとりあえずこれで逃げておくか」的なことがしにくいからだろうか?

 その点、Click や Ruby on Rails はかなり逃げられる。大規模開発ならば、規則を強制するのは大変好ましいことだと思う。でも、ちょちょっとした案件にはあまりに息苦しい。

 StrutsJSF に対して、S2StrutsS2JSF の存在を知ったときは私は衝撃を受けた。Hibernate に可能性を感じつつも「なんかめんどい」と心にもやがかかっていたとき S2Dao は福音だった。

 でも今はどうだろう? 触らなくてもいいとはいえ、大量の dicon ファイルに辟易してきた。Dolteng でいきなりできる大量のフォルダにもビビる。
 HTML のテンプレートも今はあまり魅力を感じない。HTML テンプレートより Velocity テンプレートのほうがデザイナーさんにも受けが良かったという実体験があるから。たぶんこれは、ページドリブン開発じゃないからだけどね。

 そうすると個人的には、というか自分の身の丈には Click がふさわしいのかなぁと思う今日この頃。

 適材適所はあたりまえで、Seasar シリーズに魅力がないのではなく、結局自分の置かれた立場ではそぐわないということかな。


 あと、特にオープンソースデベロッパにとっては地獄かもしれないけど、プロダクトのリリースに完全な(とまでは行かなくてもかなり質の高い)ドキュメントを含めるというのは Click や Rails を見ていると必須なんじゃないかと思える今日この頃です。ソースがドキュメントなんて時代は終わったんじゃないかな。