書いて書いて書きまくれ!

 私は少々絵を書くことをたしなみます。下手の横好きというやつでして、もっと上手くなりたいなぁとよく思います。それで、いろいろ参考にするとよく見かけるのが「書いて書いて書きまくれ」ということです。結局、量をこなすことが上達への近道だというのです。

 これはプログラミングにも言えることだと思います。自分で言うのもなんですが、私は一般的なプログラマよりもプログラミングは上手い(より難しい要件をより早くより正確に)と思います。これは、私が一般的なプログラマよりもはるかにプログラムを書いているからでしょう。業務はもとよりプライベートでも書いていますから。

 そしてまた、私が尊敬するエクストラ・プログラマーの方々は、私の比ではないくらい書いているように見受けられます。もちろん、生まれ持ったものだけでものすごいものを作れる「天才」もいるでしょうが。


 ということで、プログラミングが上手くなりたい人はプログラムを書いて書いて書きまくることをオススメします。しかも、自由な発想で、束縛のないプログラミングを。


 よく、入社試験に際してプログラミング歴を聞かれることがありますが、これは大抵、業務としての歴だけをカウントするように言われます(新卒でない限り)。それは、業務という厳しいスケジュールと求められる品質を背景にしたことでしょう。しかし、逆に社内の悪しき慣習にしばられ、思うようにスキルアップできなかったのかもしれないということを忘れてはいけないと私は思います。

 一方プライベートなプログラミングでは、スケジュールや品質のしばりがないのでいい加減なプログラムばかり作ってしまうこともありますが、逆に常に自分が最良と思う方向に工夫していくこともできます。この工夫こそが、プログラミング能力の向上に大きく寄与するのです。

 そういった意味で私は、入社希望者のプライベートなプログラミング歴も重視したいと思っています。