仕様書の書き方に工夫が足りなかった

 「id:itoasuka のところはださいことやってるな」と思われることを覚悟の上であえて書きます。

 先日のエントリで自分周辺の仕事のやりかたを嘆いたわけですが、考えてみたら仕様書の書き方に工夫がたりませんでした。

 業務ソフトの受注開発の場合、お客さんの「○○がしたい」というのを聞くわけですが、それに対して作る側が出す仕様書は、たとえば「画面仕様」という章があって、作成する画面をずらずらならべてたりするわけです(私の周りでは)。これになんの疑問をもたなかったというのがおかしかったのです。

 はっきりいってこんなのは少なくともお客さんに出すものじゃない。出すんだったらお客さんは「○○がしたい」と言ってくるんだから「○○をするには」というような章立ての仕様書です。それで、そのゴールに向かってどういった画面を踏んでいくのかを書いた仕様書を出すべきなのです。そして、「この操作をするには『△章の□□をするには』の操作が事前に必要です」と書くのです。そうすることによって、操作の親子関係が見えてくるわけです。


そう。改めて考えてみると、操作の親子関係もちゃんと定義していなかったわけです!


こんなんだからお客さんに「まずはここまで作りましょう」なんて言えるわけがなかったんですね。