Radiant CMS を入れてみた
私は「CentOS で構築する自宅サーバ」というサイトを運営しているのですが、どうも管理に手間がかかるので CMS を使うことにしました。
それで今回採用したのは、Radiant CMS というもので、Ruby on Rails で作成された CMS です。これは Ruby の公式サイトのリニューアルにも採用された CMS ということもあって、ほとんど興味本位で採用しました。
ということでファーストインプレッション↓
- インストールはすごく簡単。ただし、gem が使えればの話。逆に言うとレンタルサーバなどでは使いにくい。
- Ruby らしく(?)ドキュメントは(まだ)
ない充実していない。 - DB は PostgreSQL、MySQL、SQLite に対応。たぶん Rails が対応しているものなら何でも使えるのではないだろうか?
- WYSIWYG エディタを備えたりしている近代的な CMS に比べて、すごく原始的に見える。
- でもフォーマットのカスタマイズが可能。このフォーマットを解釈するモジュールを「フィルタ」と呼んでいる。
- デフォルトのフィルタは「なし(HTMLベタ打ち)」「Markdown」「Textile」。
- Content-type は「Layout(テンプレートみたいなもの)」で指定するため、Layout を適用するのは必須。スタイルシートとかは、これでちゃんと「text/css」にしておかないとブラウザがごねたりする。
- ファイルアップロード機能はない。つまり、キーボードで打ち込めないデータは管理できない(画像とか)。
- 世代管理はできない。ページを表示するかしないかだけ。
- 日本語化はされていない(と思う)。
- ワークフローみたいな機能はない。
- ユーザ管理はあるが、原始的。
というようにまだまだ発展途上な感が否めませんが、レイアウトツールに使うのにはいいと思います。つまり、サイドバーがあるようなページデザインでフレームなんていまどき使いたくないけど、メニューが増えたら更新がめんどくさいなと思っている人にいいと思います。
それから、もともとこのサイトの記事は、書きやすいように RDoc ライクな独自マークアップ言語を作って HTML に変換させていたんですが、Radiant は比較的簡単にフィルタが追加できるので、記事の移行は簡単でした。このあたりのやり方はおいおいまとめて公開したいと思います。