中途半端に優秀なプログラマが「良いプログラムを書くために必要」だと思っているたったひとつの迷信

中途半端に優秀なプログラマが「正しいプログラミングテクニック」だと妄信しがちな3つポイント - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ からインスパイアされた記事です。

誰かの言うことを聞く

 というと語弊があるかもしれませんが、プログラミングは誰かの話を聞いてできるものではないです。「『変数のスコープは狭いほど良い』というのは迷信だよ」と言われて「へーそーなんだー」というのは良いです。でも、そうやって優秀な方のお言葉をかき集めてきたって1行たりとも良いプログラムなんてかけないですよ。
 「気づき」を得ることはいいことです。ですが、良いプログラムを書くのに必要なことはただひたすらに自発的にプログラミングをすることです。させられるのではなく、自らすること。

 誰だって最初はビギナーです。アホみたいにひたすらグローバル変数を使いまくってみたり、逆にブロック変数にこだわってみたり。構造化言語だとかなんとかいって、大域脱出するのに break だけでがんばろうとして変なフラグ作ってみたりして「なんか変だな」と自ら気づかなければ、良いプログラムなんて書けるようになりません。


 「悪い」があっての「良い」なんです。何をするとどれぐらい困るのか。それを身をもってわからないと「トレードオフ」加減がわかりません。万能な方法なんてないんですから、何回だってトレードオフに迫られます。そのときのさじ加減は決して「お言葉」では解決できません(ヒントは得られるでしょうが)。




 ということで「耳年増」プログラマーになる前に、手を動かしましょう(笑)