YHVH 症候群

 YHVH とはユダヤ/キリスト教における唯一神を指す聖なる四文字です。ユダヤ/キリスト教では神の名をみだりに口にしたり書き表すことははばかれるので、このように子音だけで表現するようになったといいます。そして、時がたつにつれて、結局これをなんと読むのかがわからなくなってしまったというオチがついていたりします。かつては「エホヴァ」じゃないかと言われていましたが、それは間違いで、「ヤハウェ」だろという説があったりします。


 さておき、システム開発の現場においても、システム様を畏れ敬うがあまり、子音だけで表記しようとする人がいます。こうしようとすることを YHVH 症候群と言います(今さっきつけたw)。例をあげると↓のようになります。

通常表記 発症者表記
test tst
copy cpy
flag flg
servlet srvlt

コンピュータのリソースが豊富な昨今、このような略に可読性低下以上のメリットはなく、一日も早い回復が望まれますが、残念ながら有効な治療法がありません。

このように母音を隠したがるシステム教信者は、「隠し切支丹」と呼びます。

また、執拗にボインを排除したがるので「ロリコンつるぺた)コーディング」とも言います。